(CNN) ロシア中部タタルスタン共和国の首都カザニで17日午後7時25分ごろ、乗員6人、乗客44人を乗せた旅客機が墜落した。非常事態当局の報道担当者は同日、生存者はいないと述べた。
ロシア国営RIAノーボスチ通信によると、搭乗者には連邦保安局(FSB)の地方トップや同共和国大統領の息子も含まれていた。
墜落機はタタルスタン航空、モスクワ発カザニ行きのボーイング737型機で、着陸直前に墜落したとみられる。ロシアの州際航空委員会(IAC)が墜落原因の調査を開始し、米国家運輸安全委員会(NTSB)がこれに協力している。
同機は23年前に製造され、これまでに仏エールフランス、ウガンダ航空、ブルガリア航空など少なくとも8社での運航を経ていた。昨年11月にはカザニからモスクワに向けて飛行中、客室の気圧が下がって引き返したとの記録がある。
ロシアでは2011年、旧ソ連時代の旅客機が墜落してプロのアイスホッケーチームのメンバー全員が死亡した事故などを受け、当時大統領だったメドベージェフ首相が抜本的な安全対策の必要性を訴えていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿