安愚楽牧場の和牛商法事件で、特定商品預託法違反(不実の告知)の罪に問われた元社長三ケ尻久美子被告(69)の判決で東京地裁は9日、「計画的犯行で規模も大きく、被害は全国にまたがっている」として懲役2年10月(求刑懲役3年)の実刑を言い渡した。
同じ罪に問われた元役員大石勝也被告(74)は懲役2年4月(求刑懲役2年6月)とした。
安愚楽牧場(栃木県那須塩原市)は、雌の繁殖牛を出資者に売り、飼育委託期間が終われば買い戻す「和牛オーナー制度」を運営。出資者の急増で牛が足りなくなり、経営が行き詰まって2011年8月に破綻した。
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